日亜化学工業、生産ラインにおける水銀フリープロジェクトを開始

世界最大の LED/レーザー ダイオード メーカーであり、高輝度青色および白色 LED の発明者である日亜化学工業は、社内で使用されている水銀ランプを LED 技術に置き換える取り組みである「水銀フリー プロジェクト」の本格的な開始を発表できることを嬉しく思います。
このプロジェクトは、「持続可能なものづくり」をコンセプトに、2030年までに日亜化学工業の生産ラインで使用されている水銀灯をすべてLEDに置き換えることを目標としています。日亜化学工業は、この目標達成に向けてLEDを用いた機器の導入や、目標達成に必要な技術開発を加速していきます。
背景
近年、健康被害や環境汚染への懸念から、一般照明用蛍光灯は2027年までに製造および輸出入が禁止されることが決定されました。紫外線水銀灯は現時点で代替技術がないとされ、現在も製造および輸出入が許可されています。しかし、技術は進化し続けており、将来的には紫外線水銀ランプも同様の規制の対象となることが予想され、長期供給が懸念されています。
日亜化学工業は、独自技術によりLEDやレーザーダイオードなどの代替光源を開発し、水銀フリー社会の実現に取り組んでいます。日亜化学工業では、社内のLED照明の導入が早期に完了し、2020年頃から、これまで紫外線水銀灯を使用していた生産ラインを徐々に紫外線LEDに移行してきました。しかし、日亜化学工業にとっても、高出力、高照度、多波長を必要とするプロセスのLED化は容易ではなかった。
日亜化学工業は現在、年間総消費電力量約714kW1のUV水銀ランプを運用しており、こうした取り組みを推進しつつ、自社プロセス内でのLED化も積極的に進めていく必要があると考えている。
イニシアチブ
日亜化学工業は、この取り組みの先駆的な取り組みとして、これまでLED化が不可能であったLED製造工程で使用されていた紫外水銀ランプの一部を紫外LED光源に置き換えました。日亜化学工業は2025年11月に一部生産ラインの本格稼働を開始した。 UV LEDの出力向上に加え、先進の光学技術の採用により、これまで課題であった高放射照度を実現し、光源の置き換えが可能になりました。この変更により、水銀不使用に加えて、光源あたりの CO2 排出量が 35% 削減されました。メンテナンスの手間や光源の交換頻度の軽減、水銀を含む廃棄物の削減にも貢献します。